2012年11月2日金曜日

中国旅行の日本団体ツアー客激減:前年同期比44.5%減

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 ●10月31日、尖閣問題の影響で日本から中国への観光客が大幅に減少する中、代替地としてタイを選択する日本人観光客が急増している。写真はバンコク。


 日本への中国観光客が激減しているが、同じように日本人の中国観光も激減している。
 記事によれば「9月に中国旅行に参加した日本人団体ツアー客数は前年同期比44.5%減」とある。
 中国人は韓国を旅行先にし、また日本人はタイなどに振り替えているようである。
 どちらがより大きなダメージを食らうかはまだ先の判断になるが、日本人としては新しい観光先を開発して、その地の経済の活性化に貢献できればこれにこしたことはないだろう。


レコードチャイナ 配信日時:2012年11月1日 20時54分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66024&type=0

<尖閣問題>
中国旅行を中止した日本人観光客がタイに、現地で期待高まる―タイメディア

 2012年10月31日、タイビジネスニュースによると、尖閣問題の影響で日本から中国への観光客が大幅に減少する中、代替地としてタイを選択する日本人観光客が急増している。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 日本旅行業協会(JATA)が発表したデータによると、9月に中国旅行に参加した日本人団体ツアー客数は前年同期比44.5%減と大幅に減少した。
 また、10~12月の中国旅行の予約状況も減少しており、尖閣問題の緊張が続く中、この状態がしばらく継続するとみられている。

 日本人団体ツアーの12月の予定によると、中国本土のほかに台湾や香港、マカオなどへの予約状況も減少傾向が続いているが、一方で米国やカナダ、スペイン、タイなどは大幅に増加している。
 中でも 
 タイへの団体ツアー客数は前年同期比1.8倍と急増
しており、タイの旅行関係者の期待を集めている。




レコードチャイナ 配信日時:2012年11月1日 15時12分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66020&type=0

中国・韓国からの観光客が激減、冬季北海道離発着の国際線340便を運航取りやめに―華字紙

 2012年10月31日、華字紙・日本新華僑報は、領土問題が原因で中国、韓国からの観光客が激減した北海道では、観光業や小売業、交通機関などに深刻な影響が出ていると伝えた。

 千歳空港を主にした340便の運航が取りやめになった。
 座席数で計算すると、北海道全体の空港で5万人以上がキャンセルしたことに。
 そのうち、中国路線が約3万4000人、韓国路線が約1万8000人を占める。

 北海道および国土交通省新千歳空港事務室によると、冬季運行期間中に運航取りやめとなったのは新千歳空港-中国の北京、上海、大連、広州の4路線と、新千歳空港-韓国の釜山(プサン)、ソウルの2路線、函館空港―ソウルの1路線の計7路線。


 そういえば、今から80年前の「タイから韓国へ」の観光フィルムがyoutubeにありました。
 ロケットニュース24でも紹介されていました。
 載せてみます。

Siam To Korea 1931





トラベルビジョン 2012年11月3日(土)
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=55498

日本航空、中間決算も過去最高益-尖閣竹島は影響限定的

 日本航空(JL)グループの2013年3月期第2四半期(2012年4月1日~9月30日)の連結業績で、営業利益、経常利益、四半期純利益が過去最高となった。
 売上は前年比5.7%増の6342億円で、営業利益は5.7%増の1121億円、経常利益は7.7%増の1110億円、四半期純利益は2.4%増の997億円。
 国際線で中国線の需要が落ち込んだ影響があったものの、全体では国際線、国内線ともに好調で、部門別採算制度などによるコスト削減も奏功したという。

 国際線旅客輸送事業では、旅客数が17.7%増の377万8000人、旅客収入が10.2%増の2103億円。座席供給量は4.5%増としたところ、旅客輸送量は17.1%増となり、座席利用率は8.2ポイント増の76.2%となった。
 イールドが5.9%減の12.5円、単価が6.4%減の5万5657円と前年割れしたが、これについては前年に震災の影響でレジャーや団体旅行の需要が減少した反動で、むしろ「平年並み」(JL代表取締役社長の植木義晴氏)に戻ったとの認識だ。

 国内線は旅客数が7.4%増の1522万6000人、旅客収入が2.9%増の2504億円。
 座席供給量の7.6%増に対して旅客輸送量は7.7%増となり、座席利用率は0.1ポイント増の62.6%に改善した。
 イールドが4.4%減の22.4円、単価が4.2%減の1万7168円となったのは国際線と同様の事情によるものという。

 このほか、旅行事業ではジャルパックが需要動向に合わせて期中商品を投入しつつコスト効率化を進めた結果、連結消去前の営業利益は14.3%増の868億円と2桁増。
 取り扱い人数は、海外が欧米を中心に好調で17.4%増の16万8000人、国内が12.0%増の100万3000人となった。

中国は下期100億円減収、韓国線は「影響なし」-LCCとの“共食い”も否定

 日本航空では、下期についても上期と同様の推移を見込んでおり、業績予想を変更。
 需要面では中国線で需要減を想定するものの、欧米路線を中心に需要は堅調との予想で、売上高は前回予想よりも50億円減の1兆2150億円。
 一方、利益面では営業利益が150億円増の1650億円、経常利益が150億円増の1550億円、四半期純利益が100億円増の1400億円とした。
 下期には燃油費の高騰で50億円のコスト増を予想しており、この相殺分を含めて250億円のコスト削減に取り組むことになる。

 尖閣・竹島問題の影響については、中国線で100億円規模の減収につながると見るが、韓国線についてはJL代表取締役社長の植木義晴氏によると「顕著な影響は全く出ていない」ところ。
 中国線についても、
 「中国も先が見えないとは思っていない。過去にもあったこと」
であり、
 「限定した範囲の中で起こっていることであり、時間はかかるかもしれないが、(進展や影響は)想定できる
との考えだ。

 植木氏はこのほか、LCCによる減収の可能性についても、上期の状況として
 「LCCを意識して下げたことは一度もないので影響はまったくない」
と言及。
 例として、ピーチ・アビエーション(MM)と競合する関空/札幌線でも、供給量を削減するなど対策は取ったものの、予想を上回る座席利用率となっていると説明した。

 路線展開については、
 「拡大政策を取らないわけではない」
としつつ、
 「過去の反省もある。伸びすぎた翼といわれるような計画はしない」
と語り、需要の見込める路線に着実に座席を供給する方針を明示。下期には「東南アジアにも力を入れていきたい」という。


 自動車、家電につぐ経済影響の大きのが航空・観光である
 だが、航空に関しては想定の中で処理できる程度のもののようである。


J-Castニュース 2012/11/ 4 13:09
http://www.j-cast.com/2012/11/04152608.html

日本航空、13年3月期業績を上方修正 円高で国際線が好調

   日本航空は2013年3月期の業績予想について、
 日中関係の悪化による中国線の旅客減などを見込んで売上高を当初予想より50億円引き下げたものの、
 コスト削減をいっそう進めることで営業利益は150億円引き上げ、1650億円に上方修正した
 12年11月2日の9月中間期決算で発表した。
 中国線の旅客減は最大100億円規模の減収を予想している。

   9月中間期の連結決算は、円高を背景に国際線が好調だったことなどから、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比5.7%増の1121億円と中間期としては過去最高を確保した。
 とくに欧米や東南アジア向けの旅行需要が旺盛で、国際線の旅客数は前年同期比17.7%増となった。



レコードチャイナ 配信日時:2012年11月14日 11時25分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66435&type=0

日本人の年末年始旅行、人気の渡航先は中韓から欧米へシフト―華字紙

 2012年11月13日、日本の華字紙・中文導報によると、日本の年末年始の海外旅行は中国や韓国といったアジア方面の予約が激減する一方で、欧米ツアーの予約が好調な伸びを見せているという。

 日本最大手の旅行会社・JTBは、年末年始で海外旅行に出掛ける日本人が昨年の約60万人よりも1割増えると予想。
 昨年は6割近い日本人が中国や韓国などの近場に出掛けていたが、日中・日韓関係の悪化から今年は欧米に人気が集まっているという。

 尖閣問題で中国ツアーは激減。
 年末の予約状況を見ると、昨年より5割から8割落ち込んでいる。
 韓国方面は韓流ファンの女性が戻りつつある状況だが、昨年の5割から7割程度にとどまる見込み。
 日本旅行は
 「海外旅行の目的地として、昨年は57%がアジア方面を選んでいたが、今年は49%に減少している」
と話す。

 円高要因に加えて、消費者のレジャー支出も堅調で、年末年始を欧米で過ごす日本人は増加傾向にある。
 大手旅行会社各社の予約状況を見ると、欧米ツアーは前年比で2割から8割の増加だ。
 今年の年末年始休暇は、1月4日を休むと9日間の長期休暇になることも、欧米ツアー人気に拍車を掛けている。
 JTB では、イタリアやフランス各地を巡る欧州8日間コースで費用が30万円から40万円の商品が人気だという。








【中国共産党第18回全国代表大会】


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