
●共産党大会での胡錦濤と江沢民
「ほんまかいな!!!」
このニュースには驚いた。
どこまで信ぴょう性があるのだろう。
確か、向こう5年間開放軍のtopに居座り続けると報じられていたはずだが。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年11月15日 11時4分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66473&type=0
胡錦濤氏は完全引退か、英紙「大胆な政治的決断」と批評―米華字メディア
2012年11月13日、米華字メディア・多維新聞によると、
胡錦濤(フー・ジンタオ)氏が総書記を退任し、軍にも影響力を残さない“完全引退”する
ことを海外各国のメディアが報じている。
英タイムズ紙は中国共産党が第18回党代表大会を開催していることを伝えるとともに、胡錦濤氏が全面的に引退する意向を示したことを伝え、これが事実であるならば
胡氏は過去20年で初めてすべての権力を引き渡す最高指導者
になると報じた。
また、胡氏は軍事委員会主席に留任することは議論の種になるということを承知していると、香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙の記事を引用して指摘し、江沢民(ジアン・ザーミン)氏の例を鑑み、得よりも損の方が多いとして、完全に引退することで自身の名声を維持しようとしたとしている。
タイムズ紙は、政治アナリスト・章立凡(ジャン・リーファン)氏の
「胡氏は凡庸な最高指導者だったが、すべての権力を引き渡すことを選択したことは彼の政治生活で最大の大胆な決断であり、最大の政治的遺産になる」
とのコメントを紹介している。
』
いやー、本当だった。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年11月15日 16時21分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66491&type=0
中央軍事委主席に習近平氏、中央規律検査委員書記に王岐山氏が就任―中国
2012年11月15日、中国・北京市で中国共産党は第18期中央委員会第1回全体会議を開き、
習近平(シー・ジンピン)氏を中央軍事委員会主席に、
範長竜(ファン・チャンロン)、許其亮(シュー・チーリョン)の両氏を副主席に
することを決定した。
中央規律検査委員会書記には王岐山(ワン・チーシャン)氏が就任した。
(提供/人民網日本語版・翻訳/YT・編集/内山)
』
でも、いろいろ思惑があるらしい。
そうは簡単に権力は手放さない、ということだろう。
保険がかけてあるようだ。
表面的にはいい子を装って、ウラで立ちまわる、ということになりそうである。
『
サーチナニュース 2012/11/15(木) 20:32
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1115&f=politics_1115_011.shtml
胡錦濤氏の完全引退は「老人政治」の終わりとなるか=中国
中国共産党は15日、第18回中央委員会第1回全体会議(1中全会)を開き、習近平国家副主席(59歳)を総書記に選出した。
また軍トップの党軍事委員会主席に胡錦濤国家主席(69歳)は留任せず、習氏が就任することも決まった。
胡氏は来年春の全国人民代表大会(全人代)で国家主席のポストも習氏に譲ることになり、党、軍、国家の全職務から「完全引退」する。
これを「老人政治の打破」と評価する声もあれば、「政治的投資」との見方もある。
北米の中国語ニュースサイト、多維新聞網は、
「胡氏の完全引退は今党大会のハイライトのひとつ」
だとし、
「党の伝統だった“老人政治”に終止符を打つことになる」
と評価した。
胡氏は自らが完全引退することで、党内人事を厳格化し、引退した長老が政治に介入する「老人政治」の問題を徹底的に解決しようとしているのだという。
胡氏自身、「老人政治」の最大の被害者だ。
江沢民前国家主席は2002年に党総書記を退任してから、さらに2年間軍事委主席に留まり、党内人事と重要政策の決定に影響力を及ぼしてきた。
今回の新指導部の人選にあたっても、「総顧問」として尋常ならぬ“協力”をした。
江氏の同意がなければ決定ができないというのが、外部の一致した見方だ。
そこで胡氏は、党総書記と軍事委主席を習氏に譲ることで、党内が再び「二重権力」「三重権力」に陥る状況を避けようとしたのだ、と分析している。
北京の歴史学者、章立凡氏は、胡氏の完全引退を
「軍事委主席に留任したトウ小平氏と江沢民氏の前例を打破した」
と評価しつつも、
「もし胡氏が新指導部の政策決定に干渉しようと思えば、他にも方法はある」
と指摘。(トウは登におおざと)
18回党大会前に軍事委副主席と人民解放軍4総部(総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部)の人事異動が行われたが、これは前例のないことで、胡氏が自らに
「保険をかけるため」
だと解釈している。
また胡氏が最後の段階で、完全引退という形で習氏の後押しをしたのは、習氏に「恩を売った」ことになり、
「政治的投資」
にあたるという。
このほか中国の改革派雑誌「炎黄春秋」の呉思編集長は、胡氏の完全引退は
「制度上は進歩だが、中国の民主化にとっては新たな変数になる可能性もある」
と指摘。
習氏が民主改革を進めるならば、胡氏の完全引退は障害を取り除いたことになるが、習氏が政治体制を後戻りさせたいのであれば、胡氏が留任したほうが良かったということになる。
現時点では、習氏の政治の方向性ははっきりしない。
』
「制度上は進歩だが、中国の民主化にとっては新たな変数になる可能性もある」
という。
つまり、「院政」から「陰政」に
変わったということだろうか。
『
2012年11月22日18時52分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121122-OYT1T01143.htm?from=ylist
隠居する、私のこと忘れて…中国の温家宝首相

【瀋陽=竹内誠一郎】来年春に引退する中国の温家宝(ウェンジアバオ)首相は20日からのバンコク訪問中、地元華僑らの前であいさつし、
「数か月後には引退し、隠居する。人々は私のことを忘れてほしい」
と語った。中国メディアが22日、報じた。
温氏は
「経済の発展や強大な科学技術力だけでは世界からの尊敬は勝ち取れない」
と発言。
「民主的な法制度の建設推進」
「公正な社会の実現」
「国民の自由と権利の確保」
などの課題を挙げ、
「多くのことがやり残された」
と無念さもにじませた。
米紙ニューヨーク・タイムズが報じた家族の巨額蓄財疑惑に対する説明責任を果たしていないとの批判もある温氏は、春秋戦国時代の楚の詩人、屈原の
「真理の追求のためなら何度死んでも悔いはない」
「自分の潔白のためなら、たとえ死んでも誠実であり正直でいる」
との句を引用した。
楚王への再三の意見が受け入れられず、失意の中で自殺した「愛国の詩人」の詩を借り、間接的に自身の潔白を訴えたとみられる。
』
いったい中国共産党に何が起きている。
胡錦濤は軍事を掌握せず、完全引退をするという。
さらに今度は温家宝も完全引退して隠居生活に入るという。
権力とゼニで動いている共産党のトップがそろって完全に隠居?
そんなことがあるはずがない!。
何かウラがありそうだ。
江沢民派との権力闘争に破れて、息も絶え絶えになってしまったとか。
それとも、江沢民ジイさんの余命を考えて、今は静かにして、消えた途端に江沢民派を一掃するために今はツノを隠しておく時期とが判断したのか。
もしそうなら、江沢民が消えるまでは本当のところはわからないということになる。
習近平はその間どう動き、江沢民が消えたらどういう形で権力を維持することになるのか。
中国共産党に転機が訪れるとしたら、それは江沢民が消えたときだ。
その時、すさまじほどの権力闘争が起こるかもしれない。
【中国共産党第18回全国代表大会】
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