2012年10月16日火曜日

なんだか意味不明の記事が多い:ジレンマか

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●13日、中国共産党系メディアは王逸舟・北京大学国際関係学院副院長の寄稿記事「中国は海洋の領有権争いには『創造的な関与』を図るべき」を掲載した。写真は尖閣問題を報じる中国の新聞。



レコードチャイナ 配信日時:2012年10月16日 5時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65531&type=0

<尖閣問題> 
その勝敗が中国の領土拡大計画の成否を左右する―中国メディア

 2012年10月13日、中国共産党機関紙・人民日報(電子版)は王逸舟(ワン・イージョウ)北京大学国際関係学院副院長の寄稿記事
 「中国は海洋の領有権争いには『創造的な関与』を図るべき」
を掲載した。

 尖閣諸島の領有権をめぐる問題に対し、中国は「創造的な関与」を図るべきだと王氏は主張する。
 王氏によると、
 「創造的な関与」とは海外世論を味方に付け、緩急織り交ぜながら、国際的な先例を参考にして問題を解決すること。
 責任ある国家として、自国の人民や子孫に責任を持つと同時に、東アジアの安定と発展にも責任を持つだけでなく、世界中で起きている争いや危機の緩和に中国の知恵を提供すべきだとしている。

 その成果として期待されているのは
(1)争いに決着をつける際に有利になるよう、徐々に実効支配を強める
(2)中国が抱える複数の海洋領有権争いを解決するために、先例を作る
(3)中国が新型の海洋大国になるための準備を整えるため、宇宙や深海など領有権が確定していないエリアの開拓にまい進する
―になるという。

 王氏によると、深海、大洋、極地、宇宙など領有権が確定していないエリアにおいて、その国の地位を確定する決め手は国の総合国力で、中国はこうしたエリアの実効支配を強め、実質的な自国領土の拡大を図る戦略を打ち出している。
 尖閣問題の勝敗は、中国にとってこうした戦略の成否を左右する大事な問題だと指摘している。

 王氏はさらに、従来の陸地大国から海洋大国へと脱皮を図っている最中の
 中国がいくつもの海洋領有権争いを抱えている
のも、オールラウンドな大国になる過程で必ず通る道だと指摘。
 中国が創造的な知恵と手法で争いを解決すれば、世界の尊敬を改めて集めることになるとともに、解決までの過程で身に着けた国際的なルールや法律の知識は中国自身のためになると強調した。


 上の記事は、つまり「創造的」という名の「強行的」ということのようである。


 下の記事はなんだかまるでわからない内容。
 いくらスペースの穴埋め記事にしても、いくら読んでも何を言っているのかさっぱりわからないというのはいただけない。


レコードチャイナ 配信日時:2012年10月16日 8時8分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65508&type=0

<尖閣問題>日本の「国有化」、中国は意図的に無視か―香港紙

 2012年10月14日、香港・文匯報はこのほど、尖閣諸島の領有権をめぐる日中対立問題について、米戦略国際問題研究所のブラッド・グロッサーマン研究員の分析記事を掲載し、
 「中国は日本の『国有化』の意図を読み違えたのではなく、将来的な外交戦略上、意図的に無視した可能性がある」
と指摘した。シンガポール・聯合早報(電子版)が伝えた。

 東京都の石原慎太郎知事が表明した尖閣諸島の購入計画、日本による国有化、中国での反日デモ拡大など
 一連の日中対立深刻化について、同記事はすべて中国の策略によるものと分析。
 中国は日本政府の弱腰ぶりを認識しており、尖閣問題の外交利用を模索していたと指摘。
 強行的な態度で日本を受けに回らせ、自らを被害者の立場に置くことで、日本やその同盟国に不満を持つ国々との関係強化を図ったとしている。

 さらに同記事は、関係悪化の原因が何であれ、
 最終的には深刻な結果を招く可能性があると予測。
 中国が日本の国有化を「意図的に無視した」のだとしても、中国のこれ以上の台頭を避けるためにも 
 日本が引くことは絶対にないと指摘。
 中国が日本の国有化の意図を「読み切れなかった」としても、日本政府による緊張緩和の努力は徒労に終わると予測。
 最終的な問題解決の糸口は、中国が日本への猜疑心を取り払い、日中関係改善を最優先に2国間関係を全面的に刷新することだとしている。




【中国共産党第18回全国代表大会】


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