2012年10月24日水曜日

レアアース企業が軒並み経営不振! 自滅した中国

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● 2日、レアアース価格の高騰に対応し、中国産レアアースに対する依存から脱却するため、日本自動車メーカーは代替技術の開発を推進している。写真は内モンゴル自治区包頭市のレアアース採掘場。



レコードチャイナ 配信日時:2012年10月24日 6時28分      
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65776&type=0

日本が脱レアアース化、関連技術の開発を推進―中国メディア

 2012年10月22日、レアアース価格の高騰に対応し、中国産レアアースに対する依存から脱却するため、日本自動車メーカーは代替技術の開発を推進している。
 「脱中国産レアアース」革命が現在進行中だ。科技日報が伝えた。

 レアアースの応用に関して、日本は優れた技術と計画を持っている。
 レアアースは自動車、自動車用モーター、磁石の生産にとって、非常に重要な原材料だ。
 そのため、これらを生産する際のレアアース使用を減少させることが、日本企業にとって最大の課題となっている。
 日本政府と各大手企業は現在、関連技術の開発を強化しており、「脱レアアース化」を目指している。

 日本電産はレアアースを使わない次世代モーター「SRモーター」の量産化を宣言した。
 レアアース価格の高騰に対応するため、同社は代替技術により自動車市場の開拓を加速する。

 信越化学工業は新たな加工技術により、モーター用高性能磁石に使用するジスプロシウムを大幅に減少させるとした。
 新たな加工技術の導入後、来年春までにエアコン用の磁石を、ジスプロシウムの使用量を半減させた製品に全面的に取り替える。

 東芝はレアアースを使用しない強力磁石を開発したと発表した。
 同社は同製品を、列車およびハイブリッドカーのモーターに使用する予定だ。
 同社はその他の磁石についても独自の熱処理などの加工を行い、ネオジム磁石と同等の磁力を実現する。

 TDKはレアアースを使用しないフェライト磁石を開発した。
 新たなフェライト磁石は自動車の電動シート、パワーウインドー、電動ミラーなどの中小型モーター、エアコンや洗濯機などの白物家電に使用が可能だ。

 レアアースの使用を減らす一方で、日本はレアアース回収技術の研究にも取り組んでいる。
 パナソニックは兵庫県の工場で、今年2月より新たな設備を導入した。同設備は廃棄された家電からネオジム磁石を回収することが可能だ。
 これらの磁石はエアコンのコンプレッサや洗濯機のモーターに用いられる。

 三菱マテリアルは2015年より、ハイブリッドカーからレアアース磁石を回収する事業を開始する。
 同社はHondaグループと提携し、廃棄されたハイブリッドカーから磁石を回収するシステムを構築する。

 日本企業の技術革新は経済産業省から力強い支援を受けており、レアアースを使用しない部品技術、廃棄家電からレアアースを回収する技術は研究開発経費を支給される。
 経済産業省は支援策により、中国産レアアースのジスプロシウムに対する依存度を2年後に半減させることを目標としている。
 同計画は前年度の第3次補正予算に盛り込まれた。
 今年2月には初となる支援策が実施され、今後さらに支援範囲が拡大され、「脱レアアース化」、「レアアース節約」の動きを加速すると見られる。
(提供/人民網日本語版・編集/TF)




サーチナニュース  2012/10/29(月) 07:24
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1029&f=business_1029_008.shtml

中国レアアース、日本へ輸出規制で自滅=為替王
                 
Q: 尖閣諸島問題で、中国がまたレアアース輸出規制など不当な制裁をするでしょうか?
A: もう大丈夫です。レアアース問題では中国が自滅しました。

Q: どういう意味ですか?教えてください。
A: 2010年に中国漁船衝突事件が起きて、逆切れした中国政府が日本へのレアアース輸出を規制しました。

Q: 当時、日本は苦しめられましたよね?
A: あの後、日本はオーストラリアやインドなど新しい輸入先を確保し、レアアースのリサイクル技術や代替材料の開発技術を向上させたことにより、中国のレアアースにほとんど頼らなくてもやっていけるようになりました。

Q: ではもう今後、仮に中国がレアアースで対日制裁をとっても、日本は困りませんか?
A: 日本が困らないどころか、結果的に、一番困ったのは中国です。

Q: どういう意味ですか?
A: 高い値段で大量に購入してくれていた、最高のお得意様の日本が中国のレアアースをあまり必要としなくなったため、輸出量は激減、価格も暴落。
 貿易統計によれば
 中国から日本へのレアアース輸出量は前年比約7割減少
 レアアース平均価格はピーク時から約7割下落しました。

Q: 中国のレアアース業界はどうなりましたか?
A: 先日とうとう、中国最大のレアアース企業が一部工場の操業停止に追い込まれました
 中国は日本に不当な制裁をした結果、まさに因果応報(悪い行いが自分の不幸をもたらすこと)で、中国経済の悪化を招いてしまったようです。




ビジネスジャーナル2012年10月27日06時00分
http://news.livedoor.com/article/detail/7084657/

レアアース企業が軒並み経営不振! 自滅した中国

 中国のレアアース(希土類)最大手、内蒙古包鋼希土高科技が一部工場の生産を休止した。1カ月間、停止する。
 2010年の沖縄県・尖閣諸島を巡る日中対立で、中国当局がレアアースの対日輸出を止めたことから、日本企業が代替品の開発を進め、需要が急減した。中国のレアアースの生産量はピーク時の16万トンから、今年は半減する見込みだ。
 中国は、レアアースの輸出を対日交渉のカードとして切ったわけだが、逆に中国企業が損失を被る格好になった。
 中国のレアアース企業は300社にのぼるが、4分の1が生産を中止し、操業中の会社でも稼働率は30%程度だという。価格もピーク時の3割にまで急落した。7割安くなったということである。
 レアアースの失敗は、どちらが相手を、より必要としているかを考えなかった中国当局の頭でっかちぶりを浮き彫りにした。
 今回、中国は再びレアアースを全量、対日禁輸するつもりだったのだろうが、その前に自国の企業が経営不振に陥ってしまった。レアアースに対する日本側の具体的な取り組みを報告する。
 双日は今年から豪州産のレアアースを当初、年3000~4000トン規模で輸入を始めた。3000~4000トンだと国内需要の1~2割になる。長期契約で13年には国内需要の33%相当の9000トンを確保する。
 12年4月30日にデリーを訪れた枝野幸男・経済産業相は、インド政府とレアアースの協力協定を結んだ。インド原子力庁の子会社インディアンレアアースと豊田通商が協力し、レアアース工場をインド東部のオリッサ州で6月中に完成させ、日本の年間消費量(2万7000トン)の15%弱にあたる4000トンを毎年、日本に輸出することになる。インドのレアアースの埋蔵量は世界第5位(310万トン)である。
 豊田通商、双日、ベトナムの地元企業のレアアースの開発協力も佳境に入ってきた。現在建設中の工場は来年2月に稼動し、年間1000トンの生産が見込まれている。また、双日はオーストラリアの鉱山会社、ライナスとも協力して、2013年から日本に年間9000トンのレアアースを輸出する計画だ。
 世界一のレアアース輸入国である日本は、年間2万7000トン(ピーク時は3万トン)のレアアースを消費、うち80%を中国に頼ってきた。
 10年に中国はレアアースの輸出規制を始めたが、情報筋によれば、現在、国際市場で闇取引されているレアアースは年間2万~3万トンに達している。これが日本の供給源の多様化戦略に余裕を与えている。値段は高くなるが、数量は確保できるメドが立っているからだ。

 メーカーに脱レアアースの動きも出てきた。精密小型モーターの日本電産は、レアアースを使わないモーターの実用化を目指している。日立製作所はパソコンのハードディスクやエアコンに使われているレアアースを取り出してリサイクルする技術を開発した。レアアースを使わない高性能のモーターも開発している。政府はレアアースの加工やリサイクル設備の更新を後押しする補助制度を設けた。数年後には日本でのレアアースの年間使用量の45%弱にあたる1万2000トンを節約できるようになると期待されている。
 ホンダはレアアースをHV電池から回収する技術を確立した。
 レアアースを対日カードとして切ったことに対して中国側でも「失敗だった」との指摘が出ている。その理由は、「世界中で日本ほど高値で買ってくれる、いいお客はいない」からだ。対日輸出がこれ以上、減ると中国でレアアース関連倒産が多発する恐れが強い。「市場の実態を無視したレアアース政策(政治的カードとして使ったことを指す)が混乱につながった」との批判が現地で出ている。
 日本はインド、カザフスタン、ベトナム、オーストラリアからのレアアース供給に道筋をつけ、13年から対日輸出が開始あるいは輸出量が増える。4カ国による日本への輸出総量は1万5500トンと、日本の年間消費量の半分を上回り(57%)、中国からの輸入比率を大幅に引き下げることができる。リサイクルに加えて、レアアースを使わないハイテク商品の開発で消費量はさらに減る。中国からの輸入量が30%以下になる日も近い。30%なら全面禁輸されても、十分に乗り切れる。
 日本の業界関係者によると、「日本が今年、中国から輸入するレアアースは1万トン程度にまで急落し、過去10年間で最低水準になる」
 数量だけではない。「価格の下落にも歯止めがかからない」という。
 日本のレアアース的なアプローチが、中国最大手のレアアース企業を生産中止に追い込んだ。こうした地道な取り組みが、全ての経済活動に政治を絡めてくる中国に対するカウンターブローになることを証明した。






サーチナニュース 2012/11/08(木) 10:39
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1108&f=national_1108_006.shtml

【中国BBS】日本がレアアースの中国依存から脱却、中国人の声は

  中国大手検索サイト百度の掲示板に
  「日本はカザフスタンからレアアースを輸入するらしいぞ」
というスレッドが立てられた。スレ主の伝えた情報について、中国人ネットユーザーが議論が交わした。

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  2010年に尖閣諸島(中国名:釣魚島)海域で漁船衝突事故が発生し、中国が日本への対抗措置としてレアアース(希土類)の輸出規制を行った。 
 当時の日本はレアアースの輸入を中国に依存していたため大きな問題となったが、その後、日本は中国依存から脱却するためにレアアース調達先を開拓し続けてきた。

  政府の支援のもと、2013年1月からはカザフスタンからのレアアース輸入が開始される見通しだ。
 スレ主は
 「これは中国にとって良いことなのか、それとも悪いことなのか」
と質問したところ、中国人ネットユーザーが寄せたコメントでは

●・「想定の範囲内だ。レアアースは再生できない資源なのだから、多く残しておいても悪くはないだろう」
●・「わが国のレアアースはたくさんあるが、全部は売らないほうが良い。後で金になるのだから」
●・「レアアースはバナナとは違うんだから、とっておいても腐りはしない」
●・「少なめに採掘したほうが環境に優しい。レアアースがとれる村では、村人が悲惨なことになっている」

  などが目立った。
 日本がレアアースの調達先を多元化することは中国にとっても良いことだという意見だ。
 ほかにも、
 「これまでは破格の値段で売っていたが、レアアースは金より価値のある物だ。
 そんなに安く売っていたら赤字だ」、
 「貴重なレアアースを投げ売りしていた無能な業者はアホだ」
などの意見もあった。

  しかし、
 「中国のレアアース埋蔵量は全世界の46%を占め、08年の輸出量は世界の90%以上を占めていた。
 そのほとんどが日本への輸出だったのに、日本は中国から脱却しようとしているのか?嘘(うそ)くさいな」
というコメントや、
 「どうでもいい。いずれにしても中国のレアアースは売れるのだから」
などの意見があった。

  尖閣諸島の国有化をめぐる対立を受け、中国は再びレアアースの輸出規制を実施しようとしたが、日本はすでに多元化していたため、制裁の切り札とならなかったという事実もある。
 中国のレアアース輸出量は激減し、価格も暴落しており、貿易統計によれば中国から日本へのレアアース輸出量は前年比約7割減となり、レアアース平均価格もピーク時から約7割下落した。


 科学技術を知らないというのは怖ろしい。
 歴史が進むと、レアアースみ大きく依存する体制を脱却するし、これまで採掘できなかったところからもゲットできるようになる。
 最後はレアアースを使わないで代替できる技術も確立される。
 ということは、ミスミス売れるものを売り残こしてしまったということになり、そのまま大半は使われないシロモモとして放置されることになる。
 せっかく、お金になったものを。
 このことを中国のネットユーザーは知らない。
 置いておけばいつかお金になると思っているのだろう。
 




【中国共産党第18回全国代表大会】


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