2012年10月26日金曜日

日本が次世代戦闘機の開発計画を明らかに

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● 中国ステルス戦闘機「J―31」
 


サーチナニュース 2012/10/26(金) 09:54
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1026&f=politics_1026_002.shtml

日本が次世代戦闘機の開発計画を明らかに=米誌
                 
  米誌「Aviation Week & Space Technology」電子版はこのほど、
 「日本が2016―17年にF3戦闘機の開発をスタート
という記事を掲載した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。

  日本は5年以内に国産戦闘機の開発に取り組む計画で、2027年までにF3戦闘機の生産を開始するのが目標だ。
 防衛省はステルス技術と独自の強力なエンジンで、国産戦闘機の生産に向け基礎を築きたい考えだ。

  公式文書によると、IHI(石川島播磨)が推力15トンクラスの実証エンジンを開発、三菱重工が縮小サイズの先進技術実証機「心神」(ATD-X)の組み立てをすでに開始している。
 防衛省はこの縮小サイズの機体を2014年にテストする計画だ。
 また、三菱重工が試作機の組み立てを手がける可能性が極めて高く、政府関係者は同機でパイロットを搭乗させたい考えだ。

  防衛省の計画では、実証機の開発は2016―17年に開始、第1号の試作機が24―25年に空を飛ぶ見通し。
 量産は27年から開始し、30年代前半から三菱重工製攻撃戦闘機F2の後続機として、30年後半からはボーイング社製戦闘機F15Jの後続機として導入予定だ。
 そのころにはすでにF15戦闘機は老朽化しているが、適当なアップグレードが施され、航空自衛隊の主要機としての役割を継続している可能性が高い。

■先進技術が米国に「貢献」の可能性も

  防衛省はF3を約200機生産する計画で、ロッキード・マーチン社のF35戦闘機に続く日本の武装装備として導入する。

  2年前に防衛省は「i3 FIGHTER」と呼ばれる開発プロジェクトを明らかにした。
 同プロジェクトは、未来の作戦機に向けた先進技術の集約がねらいで、米国の次世代戦闘機計画に貢献するためのプロジェクトとの推測の声もある。
 防衛省技術研究本部が現在、「i3 FIGHTER」開発の陣頭指揮をとっている。

  IHIの実証エンジンはゼネラル・モーターズ(GM)のF414エンジンの推力を50%も上回る大きさだ。
 ボーイングのF/A-18E/FスーパーホーネットはF414エンジンを2台採用しているが、スーパーホーネットの搭載量(14.6トン)からするとそれほど大きくはない。
 しかし双発エンジンを採用する場合、IHIの実証エンジンであれば、より大型で高価な航空機でもまだ余裕がある。

  F3計画が米戦闘機計画と合併すれば、日本のエンジンは必要なくなるが、エンジンの開発をしておけば、日本は米国との協議が成立しなかった場合、いつでもこのエンジンを使って自らの戦闘機を動かすことができる。 
協議が成立した場合でも、検証エンジンの技術は米国にとって使い道があるかもしれない。

■日本防衛省の隣国のステルス機対応策

  「i3戦闘機」プロジェクトと同様に、ステルス技術は日本のF―3計画の重要ポイントである。
 これはおそらく防衛において米国との提携が実現不可能な項目のひとつだ。
 次世代戦闘機の設計時には、米国はステルス技術でおそらく日本から大きな援助を必要としなくなるだろう。
 日本の防衛省技術研究本部と実業界は、まさに全力で機体用ケーシングセンサー、指向性エネルギー兵器、先進的な航空電子設備などの研究開発をしている。

  防衛省は隣国、すなわち中国、韓国、ロシアが、2020年代ステルス戦闘機や射程がより長い弾道弾を開発するだろうということを理由に、13年から16年の財政年度で16億円を申請した。
 これを無線を航空機のケーシングに埋め込む技術の研究やさらには航空機のレーダー対応のコントロールに使おうとしている。




レコードチャイナ  2012/10/27(土) 13:12
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1027&f=politics_1027_007.shtml

中国の戦闘機「殲―20」に量産化の可能性はない
                 
  米軍事情報サイト「STRATEGY PAGE」は2012年10月24日、記事「中国の大胆かつ慎重な調達プラン」を掲載した。
 同記事は、中国の戦闘機「殲―20(殲―20)」は第5世代ステルス戦闘機として位置付けられるが、依然としてプロトタイプ機(試作機)であると指摘し、アクティブ式のフェイズドアレイレーダー、高性能の操縦席、ステルス機能、ソフト技術などの開発の道のりはまだ長いと指摘した。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  殲―20は、成都飛機製造公司が設計・開発した。
 同機は1年前に初飛行を行い、その後、試験飛行を複数回実施した。
 2機目となるプロトタイプ機は2012年5月に発表され、試験飛行を実施した。

  同機は前から見ると米国のF―22に似ており、全体的なデザイン、重量、エンジン動力は米国のF―15Cに似ている。
 同機の全長は20メートル(62フィート)、全幅は13.3メートル(42フィート)に達し、F―15Cの全幅と同じだ。
 全体的なサイズはF―22より25%小さいが、全長と全幅はF―15をやや上回るが、F―22の動力は同機を65%上回る。

  アフターバーナーによりターボエンジンを起動すると、同機の動力はF―15を上回り、F―22とほぼ同水準に達する。
 しかしアフターバーナーは燃費が悪く、1度のフライトで数分間しか使用できない。
 F―22はアフターバーナーを使用せずに超音速飛行できる3種の戦闘機の一つで、ユーロファイターやグリペンもこの能力を持つ。

  殲―20の正面部はステルス機能を持つが、そのほかの方向からはレーダーによって探知される。
 そのため同機はテスト型戦闘機であり、プロトタイプ機として大量生産されることはない。
 ゆえに同機は、米国のF―22やF―35、ロシアのT―50やMiG―1.42と同じく、第5世代ステルス戦闘機として試験飛行を行っているに過ぎない。

 中国の戦闘機発展計画によると、殲―20はさらに長い開発の道を歩まなければならず、完成前にサイズや形状を変更する可能性がある。

  殲―20の形状は一定のステルス機能を持ち、またステルス塗装が施されている。 
 同機が現在使用しているエンジンは早期の試験飛行を実現したが、アフターバーナーを使用せずに超音速飛行を実現するエンジンが重要だ。
 同機は単機もしくは編隊によって、米国の空母を見つけ、攻撃しなければならないからだ。

  中国はF―22級のエンジンの開発に取り組んでいる。
 中国は2年前、「WS―15」エンジンの開発を宣言しているが、同エンジンがいつから使用されるか、F―22と同じく推力偏向ノズルを持つかに関する情報は伝わっていない。

  殲―20はハイレベル戦闘機として、レーダーや防衛システムなどの電子設備を搭載する必要がある。
 中国の戦闘機は現在、F―35やF―22のような先進的な電子設備を搭載していないが、その差を縮小している。
 中国の現在の開発ペースは、冷戦時代にロシアを模倣した際の開発ペースを上回っており、西側諸国の軍事技術に接近している。

  中国もアクティブ式のフェイズドアレイレーダー、高性能の操縦席、ステルス機能、ソフト技術を開発している。
 しかし同技術は、開発もコピーも容易ではない。
 中国は2020年までに殲―20の開発を完了する予定だ。
 同機は戦闘爆撃機に近く、米海軍の撃退に適している。
 また日本や台湾が重要な目標とされる可能性がある。
 中国は完全なステルス機能を持つ第5世代戦闘機の開発に向け努力している。




サーチナニュース  2012/11/02(金) 11:13
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1102&f=politics_1102_004.shtml

中国産ステルス機 アジアのパワーバランスを変えるか
                 
  中国瀋陽飛機製造公司が研究・開発したAMF第5世代ステルス戦闘機J-31が10月31日、初飛行に成功した。
 これにより、中国は世界で2番目に2種類の第5世代ステルス戦闘機をテスト飛行した国となった。
 これまで世界で2種類の第5世代ステルス戦闘機(F22とF35)を同時に開発したのは米国だけだった。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  韓国の聯合ニュースは、
 「J-31の試験飛行の成功は、中国人の自尊心を高めた。
 また尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題を巡って対立する日本に対して、警告のシグナルを送った」
と報じた。 
 また、香港紙『星島日報』は、
 「大きな戦略的見地に立てば、中国のステルス戦闘機J-20およびJ-31の相次ぐ試験飛行は、アジア太平洋のパワーバランスに揺さぶりをかけるものだ」
と指摘した。

  J-20の2号機にはフェイズドアレイレーダーが搭載されているが、J-31にも今後搭載されるだろう。
 同レーダーは探知距離が長いほか、追跡できる目標も多く、同時に複数の目標を攻撃できる。

  一方、J-20やJ-31にとってボトルネックとなるのはエンジンだ。
 J-31のエンジンはロシア製と見られている。
 中国の2機種のステルス戦闘機の動力は、米国のF-22やF-35、ロシアのT-50に及ばない。

  日本、韓国、オーストラリアなどは現在、米国のF-35を使用している。
 しかしF-35は試験飛行で多くの問題が生じており、価格も高騰している。
 日本は次世代ステルス戦闘機を自主開発し、2014年に初の試験飛行を行うことを決定した。
 またインドは2011年に、フランスのラファールを購入した。
 これは実際の需要によるもので、同戦闘機の技術を必要としたためでもある。

  専門家は、
 「J-20およびJ-31は、将来的に国際市場に進出するだろう。
 当時J-10が初の試験飛行を行った際、情報は機密事項とされていた。
 しかしJ-20とJ-31は事前に情報が伝えられ、ほぼ自由に撮影することができた。
 これはかつてなかったことだ」
と分析した。

  アナリストは、
 「これは中国が2機種の戦闘機を輸出する意向があることを示すものだ」
と指摘した。




ロイター 2012年 11月 2日 15:57 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE8A104N20121102/

中国の軍事力、新型ステルス戦闘機でアジア最大に=専門家

[北京 2日 ロイター]  
 中国が今週公開したステルス戦闘機「J―31」について、アジアの専門家は、中国の軍事力をアジアで最強に押し上げるプログラムの一部になる、との見方を示した。

 中国メディアによると、「J―31」は31日に、中国北東部の遼寧省にある瀋陽飛行機工業集団の施設で初飛行を行った。

 これについて、シドニーのローウィー国際政策研究所の安全保障問題専門家、Sam Roggeveen氏は
 「中国が戦闘機のデザインを全面的に刷新するのは、過去2年間で2度目となり、かなりの技術的な進歩を示している。
 中国は間違いなくアジアのあらゆる近隣国を抜きんでることになるだろう」
と語った。

 中国国防省はコメントに応じていない。
 中国はこれまで保有していたステルス戦闘機「J―20」は重量が重く、「J―31」に比べ機動性が劣るとみられている。




CNNニュース 2012.11.03 Sat posted at 16:37 JST
http://www.cnn.co.jp/world/35023983.html

中国、新たなステルス戦闘機の試験飛行を実施 空母搭載機か

 ワシントン(CNN) 軍事力の近代化を加速させる中国が、2機種目のステルス戦闘機を開発、同国北東部の瀋陽で最近、試験飛行を実施したことが3日までにわかった。
 同機は将来的に中国の空母の主力艦載機になるとの見方がある。

 「J31」として知られる新型機の試験飛行は先月30日に瀋陽で実施されたが、CNNはこの模様をとらえた写真2枚を入手した。
 写真については、現場で新型機に極めて近い場所への接近が許されており、当局承認の公式カメラマンが撮影したともみられる。
 軍事専門家の間ではJ31の配備時期について意見が分かれている。
 2027年に実戦配備されるとの予想や今後4~5年内に編隊が組まれるとの分析がある。
 中国は、敵レーダー網の探知を回避出来るステルス戦闘機「J20」の試験飛行を昨年1月に実施。
 同機は米軍のステルス戦闘機F22と多数の類似点を持つとされる。

 米シンクタンク「国際分析戦略センター」のアジア軍事問題の専門家リチャード・フィッシャー氏は、J31型機はJ20に比べ軽量化されていると考えられ、米軍の同じステルス戦闘機F35型機により似ていると説明。
 横から見た場合、下部の機体はF22に似ているが、上部はF35を思わせると述べた。

 F22型機は重量がある機種とされ、F35型機はより軽いとされている。
 別の軍事専門家は、中国軍はJ31とJ20の試験飛行を重ね、生産する機種をどちらかに選ぶ可能性があるとも指摘した。
 両型機は共に中国の次世代戦闘機だが、米軍のF22、F35両機に匹敵する性能を保持しているとは受け止められていない。
 特にエンジンの性能では大きな差があるとみられている。
 中国の軍用機のエンジンは当初、米国のデザインに依拠して製造されたといわれ、旧式化したものが多い。
 ただ、エンジン開発で中国は改善を見せ、J31型機には新たなエンジンが搭載されているとの分析もある。
 フィッシャ―氏はこのエンジンはまだ開発の初期段階にあるとも見ている。
 同氏らによると、J31型機は最初、陸上の基地に配備されるが、中国が航空機射出装置を備える2隻目の空母を建造した際には主力の艦載機になる可能性がある。
 中国は現在、初の空母の試験航海を繰り返しているが、この空母の甲板は航空機の離発着にスキーのジャンプ台に似た装置を導入しているとされる。





レコードチャイナ 配信日時:2012年11月14日 6時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66424&type=0

最新鋭装備は日本との対決のため
=中国が新たなステルス戦闘機を開発か―中国メディア


●13日、人民網は記事「台湾専門家が語る中国の最新鋭兵器2種、主に日本との対決を想定」を掲載した。写真は珠海航空ショーに展示された殲31のコンセプト模型。

2012年11月13日、人民網は記事「台湾専門家が語る中国の最新鋭兵器2種、主に日本との対決を想定」を掲載した。

13日、第九回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)が開幕した。話題となったのは中国の最新鋭ステルス戦闘機・殲31のコンセプト模型が展示されたこと。殲20に続き殲31という最新鋭ステルス戦闘機の開発が進められているとの噂が広がっている。

現場を取材していた台湾軍事雑誌「世界防衛雑誌」の編集者・陳国銘氏は、新型ステルス戦闘機の開発は台湾にとって潜在的な脅威ではあるが、中国と台湾という同じ民族が争う姿は見たくないと話した。また中国にとってステルス戦闘機や空母などの最新鋭装備は主に日本との対決のために開発されているとも話している。






【中国共産党第18回全国代表大会】


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