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サーチナニュース 2012/10/08(月) 13:09
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1008&f=politics_1008_007.shtml
漁政船による尖閣諸島での権益維持は必要な行動=中国報道
中国網日本語版(チャイナネット)は8日、中国の漁業監視船編隊と海洋監視船が尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺海域の権益維持活動を行うことは中国にとって必要な行動であると論じた。以下は同記事より。
中国は世界の経済成長をけん引し、
「持続的な平和と共同繁栄の調和の取れた世界の構築」
という理念に貢献、実践するとともに、国の領土主権と合法的な権益も堅持する国である。
中国は権益を堅持する必要があり、その十分な勇気と実力もある。
中秋節と国慶節の連休期間、中国の漁業監視船編隊が第一線で釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)周辺海域の権益維持活動を行い、海洋監視船も同海域を巡航した。
これに対し、日本は理由もなく妨害、抗議し、不満を示した。
しかし、いら立ちを吐き出す日本のパフォーマンスは何の役に立つだろうか。
中国の漁業監視船編隊による釣魚島周辺海域での権益維持活動、海洋監視船による巡航はごく正常な行動である。
これは
「釣魚島およびその付属島嶼は中国固有の領土」
という非常に簡単な理屈の上に成り立っている。
早くも2010年、中国の漁業監視船は釣魚島およびその付属島嶼周辺海域での巡航を常態化させた。
漁業監視船編隊だけでなく、海洋監視船も同海域で権益維持活動を行っていく。
中国はこのように行動する必要があり、そうしなければ、領土主権と合法的な権益をしっかり維持できず、人民は安心して過ごせない。
中国の漁業監視船編隊は第一線で釣魚島周辺海域の権益維持活動を行い、海洋監視船も同海域を巡航した。
これは国際法の規定に合致しており、一種の通常活動とも言える。
中国のこのような通常活動に日本は順応する必要があり、順応が早いほど外交の話し合いを通した釣魚島問題の解決、中日関係の改善と発展に有利となる。
釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)問題と南シナ海問題を関連付け、中国が過去のように温和でなくなり、より強硬になったと揚言する人びともいるが、このような人びとはどのような中国を望んでいるのだろうか。
中国が他国に領土主権、合法的権益を侵されることを望んでいるとでもいうのか。
それは「温和」ではなく「いじめ」であり、中国はもうそのような国ではない。
自国の領土主権を守る能力もなければ、中国が数十年にわたって急成長した意味はどこにあるのか。
アジアひいては世界の平和と安定にどのように貢献するのか。
一部の人は「中国の責任」を議論したり、各種問題において中国が役割を強めることを望んでいるのではないか。
100年来の歴史が、貧困・貧弱で列強の意のままにされる中国には、いかなる責任を負う実力も世界の発展を推し進める実力もないことを証明している。
中華民族の復興を進める中国は、外部からの反応を理性的に分析し、要求を慎重に捉えていく。
中国台頭による変化に対する見方は国によって異なる。
互いに順応することは、中国が世界に向けて歩み、世界から受け入れられるための1つの動きである。
特に日本を含む、中国を侵略し、中国国民を奴隷化したことのある国にとって、中国の台頭に対する勇気ある対応は、精神調整の過程であると同時に、歴史観や発展感などの重大問題において政治上で正しい行動がとれるかの試練でもある。
受け入れるかどうかは別として、中国が力をつけ、勢いのある国に成長したことは確かだ。
中国は世界の経済成長をけん引し、
「持続的な平和と共同繁栄の調和の取れた世界の構築」
という理念に貢献、実践するとともに、国の領土主権と合法的な権益も堅持する国である。
中国は権益を堅持する必要があり、その十分な勇気と実力もある。
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巡視船に追われて逃げまわるだけだが、「中国政府は日本に対して強硬にでている」という姿を民衆にアピールするにはこの程度のことはやらないといけないないだろう。
巡視船と漁政船では巡視船のほうが2割がた大きく、鉄板も厚いのでぶつかると潰されてしまう。
よって逃げまわるしかない。
逃げまわることを正当化するためにはラッパが必要になる。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年10月17日 5時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65573&type=0
<尖閣問題>
中国の「小枝外交」は日本には通用しない、米学者が指摘
=中国教授「正義勝つ」と反論―中国誌
2012年10月15日、尖閣諸島問題で、中国が非武装の監視船や民間漁船を送り込み、日本に圧力をかけるやり方を米国の大学准教授が
「小枝外交(Small Stick Diplomacy)」
と呼び、皮肉ったことに対し、中国の大学教授が反論した。中国経済週刊が伝えた。
中国政府が頻繁に非武装の監視船や漁船を尖閣諸島周辺海域に送り込み、日本に圧力をかけている。
それらが12海里以内を自由に出入りすることを、日本が認めるか黙認するようになるまで続けるようだ。
ジェームズ・ホームズ米海軍大学准教授は中国のこうした戦術について、強力な海軍艦隊をちらつかせる米国の「棍棒外交(Big Stick Diplomacy)」をもじって「小枝外交(Small Stick Diplomacy)」と名付けた。
ホームズ氏は中国の「小枝外交」を
「海軍力の弱い国々が相手の南シナ海問題では通用するかもしれないが、対日本では全く効果がない。
かえって日本の警戒感を高め、軍事費を増やすことになるだけだ」
と指摘した。
これに反論しているのは、中国外交部所属の大学、外交学院の周永生(ジョウ・ヨンション)教授だ。
周氏は「米国の『棍棒外交』は力がすべてを決定するという考えだが、そこに正義はない」と一蹴。
「現実主義的な考えは一定の合理性を備えているものの、万能ではない。
釣魚島(尖閣諸島)問題はどちらの力が強いかというより、
むしろどちらに正義があるかという問題だ」
と斬り捨てた。
周氏は、植民地主義の遺産をかつての植民主義国家が引き続き領有しようとするのを止めさせなければならないと主張。
歴史が示すようにいつの時代でも正義は勝つと決まっており、正義の側である中国は必ず勝つという自信があると強調した。
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何か昔あったな、
「いかりや長介頭がパー、正義は勝つ、ジャンケンポン」
だったかな。
学者が「正義は勝つ」なんてことをいうべきではないだろう。
いわゆる中国の正史主義なら、学問ということになるのかもしれないが、一般の学問体系では
歴史に「正義が勝つ」なんてものはない。
巡視船に追われて逃げまわっているだけでは正義にはならない。
【中国共産党第18回全国代表大会】
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