2012年10月25日木曜日

中国の空母「遼寧」は作戦能力を永遠に持たない=ロシア

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 ●中国初の空母「遼寧艦」



サーチナニュース 2012/10/25(木) 11:03
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1025&f=politics_1025_012.shtml

中国の空母「遼寧」は作戦能力を永遠に持たない=ロシア
      
 旧ソ連11435型「ワリヤーグ」を基に改良された中国初の空母「遼寧艦」がこのほど就役し、中国メディアは中国が空母時代に突入したと豪語したが、ロシアの軍事専門誌は18日、「同空母が作戦利用されることは永遠にない」と報じた。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。ロシアメディアの報道内容は以下のとおり

  同空母は2011年8月10日に初の試験航行を実施したが、当時はまだ「16号」という編成番号と「遼寧艦」という正式名称はなかった。
 初の試験航行は3日間にわたって実施された。
 同空母の試験航行は計10回、日数にして計103日間実施された。
 そのうち数回の試験航行は期間があまりにも短く、何らかの問題が生じたことは明白だ。

  ワリヤーグの建設は、ソ連解体後のウクライナのニコライエフ造船所で、完成度78%の状態でストップした。
 同空母は1998年まで造船所に停泊していたが、2000万ドルの価格でマカオ経由で買い取られた。
 中国側は当初、同空母を海上娯楽施設に改造する予定だったようだ。

  中国が退役空母を購入するのは、これが初めてではない。
 中国はそれまで、旧ソ連の2隻の退役空母、オーストラリアの退役空母「メルボルン」を購入していた。
 中国側はこれらの空母の構造を研究したうえで、博物館もしくは娯楽施設に改造しようとした。
 しかしワリヤーグの運命は違った。
 同空母は中国がそれまで購入したそのほかの退役空母とは異なり、娯楽施設に改造されなかった。

  米国は中国の真の目的をただちに理解したようで、ウクライナに圧力を加え、売却前に同空母をできる限り解体するよう求めた。
 ロシアもウクライナに対して、一部の設備および機密に関わる全部品を取り外すよう求めた。
 中国はその後約2年の時間をかけ、空母を大連まで移動することに成功した。

  トルコは同空母によるボスポラス海峡とダーダネルス海峡の通過に難色を示し、多くの時間が費やされた。
 トルコは巨大かつコントロールを失った空母の船体が海上を航行することで、安全が脅かされる可能性があることを口実としたが、中国側の積極的な働きかけによりようやく通過が実現されることとなった。
 米国がこれらの裏で糸を引いていたことは間違いない。

 中国はワリヤーグに対して、長期間かつ緻密(ちみつ)な研究を行い、2004年より大連造船所で補修と改造を行った。
 当時の同空母は悲惨な状況で、多くの設備を新たに取り付ける必要があった。
 そのなかには、主動力装置のうちもっとも重要な部品も含まれたという。
 空母のケーブル・電線の一部も取り外され、残された設備は表記事項が消されていた。
 またすべての電子設備、無線電信設備、武器装備が取り外されていた。

  当時の同空母はまさに抜け殻同然で、使用できるかどうかも分からない古い設備だけが残されていた。
 中国のエンジニアは同空母の動力装置を改造し、ロシア製に似た中国産電子設備、および対艦ミサイル発射口を取り付けた。
 またジェット燃料給油車を追加し、格納庫を広くした。
 30ミリ高射砲、近距離ミサイル防衛網を含め、新たに搭載された武器装備のほぼすべてが中国産だ。

  中国の空母のミサイル防衛システムの性能は、ロシア海軍の現役空母「クズネツォフ」が使用中の、もしくはワリヤーグに取り付けられていた類似システムの水準には及ばず、密集した近距離防衛網を構築できないが、これは重要なことではない。
 遼寧艦が永遠に作戦利用されない可能性が非常に高いからだ。

  中国軍は初めから、遼寧艦を科学研究訓練空母と称していた。
 ウクライナは当初、ロシアに対して未竣工のワリヤーグを、2億―2億5000万ドルで売却する予定だった。
 しかし当時のロシアは空母を新たに購入する力がなく、既存の艦隊を保持することも困難であった。
 ロシア軍の艦隊は破損が著しく、古くもない艦艇をくず鉄同然の値段で売却した。

  当時のロシアの指導者は、空母のために資金を費やすつもりは毛頭なく、ウクライナ側も同空母を借金の返済に当てる気はなかった。
 同購入計画が実現されていれば、ロシア海軍が現在保有する空母は1隻ではなく、2隻になっていたはずだ。

  中国の空母が現在直面している最大の課題は、艦載戦闘機の問題だ。
 各種艦載ヘリが遼寧艦で離着陸する写真が広く出回っているが、艦載戦闘機については多くの問題と疑問点が存在する。
 同空母の甲板の軍用機が撮影され、このほどメディアに公開されたが、専門家らはそれが艦載機の特殊模型に過ぎないと分析した。
 艦載機の離着陸に関する情報には、現在のところ確かな裏付けが存在しない。
 最終的には、中国が迅速に艦載機の空母甲板での離着陸を習得し、2012年もしくは13年に艦載機の初の着陸試験を実施するだろう。

  遼寧艦で着陸可能なヘリコプターについては、当初から明らかな情報が伝わっていたが、艦載戦闘機は複雑な問題だ。
 中国はかつてロシアからSu―33艦載機を数機購入しようと目論んでいたが、結果的にロシア側に拒まれた。
 ロシアは中国に対して大量購入を提案したが、その動機は単純だ。
 ロシアは、数機の輸出のためにSu―33の生産ラインを再稼働させるのは、経済面から見て合理的ではないと判断し、また中国がロシアの技術を盗用しコピーすることを懸念したのだ。

  中国はその後、国産の艦載戦闘機を自主開発することを決定した。
 殲―10戦闘機の艦載機版の開発という考えは否決されなかったが、棚上げにされてしまった。
 シングルエンジンの戦闘機は、実力の高い艦載機に改造できないためだ。
 中国はもっとも難易度の低い、摩擦の少ない道を選択した。

  中国はウクライナからSu―33艦載機の試作機を購入し、研究とコピーを行い、中国独自の研究成果を加えることで変化をつけ、殲―15「飛鯊」を開発した。
 中国側は、殲―15は国産エンジン「WS-10」を使用したと称した。
 しかし多くの専門家はこれに疑問を呈しており、その試験機が依然としてロシア製エンジン「AL―31F」を使用していると推測した。

  また一部の情報によると、殲―15はSu―33より重量が重いため、十分な弾薬を積み空母甲板から離陸するという問題も未解決だという。

  ワリヤーグを遼寧艦に改造し得たのは、すべて中国独自の手柄であったとはいえない。
 多くの基礎的な作業が中国により完了されたが、外部からの支援がなければ、中国が改造を完了できたとは限らない。
 中国はウクライナのニコライエフ市の造船専門家と積極的に提携し、またロシアを訪れ11435型空母の設計者に協力を求めていた。

  中国は数年前、ロシアから11435型空母を基礎として作成された中型空母の設計プランを入手した。
 中国は今後これに研究と調整を加え、国産の新型空母を開発する可能性がある。
 中国の最新の駆逐艦、中国版イージス艦、潜水艦はすべて中ロ軍事技術提携による成果だが、中国は今後2隻の国産空母(作戦能力を持つ空母)を建造し、この歴史を再演することになる。

  しかも中国人は高い志を持っている。
 うわさでは、中国は大型の原子力空母の開発を予定しており、艦載機の離陸にはスキージャンプ式ではなくカタパルトを使用するとされている。




サーチナニュース 2012/10/22(月) 11:47
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1022&f=politics_1022_009.shtml

中国が空母を保有した理由、その存在意義とは=中国報道
 
  中国の空母が就航し、世界の注目を集めている。
 中国網日本語版(チャイナネット)はこのほど、中国の空母を「一銭の価値もない」と貶める声もあり、
 「中国が空母を手段とし、米国のような覇権主義の道を歩くのでは」
と懸念する声もあるが、どちらも事実とはかけ離れていると報じた。
 以下は同記事より。

  中国は空母発展のために力を注いでいるが、これは海上の観光を目的とするものではない。
 グローバル化の時代を迎え、核兵器が製造されたことで、伝統的な空母の使用方法が制約を受けるようになってきたが、空母の戦略的価値が低下することはない。
 空母は現代軍事技術を集約した、情報化された総合作戦本部であり、国家の戦略的な力を示す存在だ。

  世界各国の95%が空母を保有していないが、それは空母が役に立たないからでもなく、各国が空母を欲していないからでもない。
 これには政治的な原因のほかに、技術と巨額の費用といった問題がある。

  中国は日増しに高まる国力、国防科学技術、工業を支柱とし、空母の改造を実現した。
 その強力な作戦能力と抑止力は、中国の近海防衛能力を強化し、海軍の作戦範囲を拡大した。
 また単一的な防衛手段、遅い反応速度、弱い制空権・制海権を改善し、中国の軍事理論、兵力の構造、体制・編成、作戦方法、軍事指揮訓練、人材育成等を全面的に現代化した。

  中国の空母は最終的に戦闘力を形成するが、これは中国の国家安全の戦略的範囲を拡大し、戦略面の選択肢を増加することで柔軟性・主導性を高め、国家安全戦略の質を高め、戦略の安定化を促す。
 西側諸国の一部の人は、この現実を直視しようとしない。
 彼らは中国の空母の戦略的価値を意図的に貶めているが、それは中国の国防の発展に対する不安と焦りを示している。

 空母と言えば、世界中を巡り覇を唱える米国の原子力空母が連想される。
 中国が米国の先例を繰り返すことを懸念する声があるが、その心配は無用だ。
 中国は米国でなく、中国の空母は米国の空母でもないからだ。

  中国と米国の空母はまったく異なる性質を持つ。
 一方は世界における圧倒的な軍事力と主動的な立場を維持する道具であるが、もう一方は世界の平和、秩序、持続的発展を支える安全環境を維持し、人びとが安心して労働に励めるようにする衛兵だ。
 両者を比較することはできない。

  中国の空母保有は核兵器保有と同じく、中国の軍事戦略・国防戦略の自主性・自衛性・防衛性を変更するものではない。
 中国は遠洋作戦能力・遠洋機動力を必要としているが、中国の海上安全の重心は近海に置かれる。
 空母の登場により、中国が「近海防衛」戦略の基本姿勢を変えることはない。

  中国の空母はブロイラーではないが、好戦的な闘鶏でもない。
 空母は中国が数多く持つ、戦略的防衛・戦略的反撃の手段の1つにすぎない。
 中国は空母保有により、冷静かつ理性的に防衛戦略を策定することができ、そこから自信が得られる。
 中国の空母は、中国の海上安全を維持する「定海神針」(西遊記に登場する武器)であり、世界平和を守るノアの方舟でもあり、平和を愛するすべての人に歓迎される正しい力であるのだ。




サーチナニュース  2012/10/27(土)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1027&f=politics_1027_015.shtml

中国空母は即戦力ではない 今後に直面する4大試練

  中国初の空母「遼寧号」の引渡しが完了し、中国海軍は正式に「空母」時代に突入したことを全世界に知らしめた。
 だが、空母の就役はそれがすぐさま即戦力になるというわけではない。
 「遼寧号」が実戦能力を身につけるにはまだまだ長い道のりが必要となる。
 中国網日本語版(チャイナネット)によれば、「遼寧号」は少なくとも以下の4つの試練を乗り越えなければならない。

■試練その1:最後の海上チェック

  製造工場からの引渡し後、海軍はまず関連指標に適合しているかどうかを再テストし、特定の目的による戦術に沿ったテストや訓練を行わなければならない。
 例えば、レーダーの戦術目標に対する識別能力をテストしたり、夜間航行や複雑な気象条件の下での航行を行ったりなど、より実際の戦闘状況に近い環境での空母の性能をテストするのである。
 この一連のテストがすべて終了して初めて、空母の事前テストが完了する。

  海軍はそのテストを最後まで完了できていない。
 そのため、今はテストや擦り合わせ段階のテスト対象に過ぎず、実質的な戦闘能力は持ち合わせていない。

  最後の海上テストと兵士の訓練をどのように両立させるかが「遼寧号」が直面する1つ目の試練だ。

■試練その2:艦載戦闘機の配備

  「遼寧号」には初期戦闘力が求められており、そこで艦載戦闘機の配備、離陸、着陸、戦闘能力の実現がもっとも重要かつ基礎的な部分となってくる。
 このため、艦載戦闘機による戦闘にかかわりを持つ設備を繰り返しチェックし、艦載戦闘機の飛行士も単独訓練と艦載戦闘機との連動訓練の両方を繰り返し行わなければならない。

  どのように一定数の艦載戦闘機飛行士を育成するか、これも「遼寧号」が避けては通れない難題だ。

■試練その3:システム全体の擦り合わせ

  空母はそれ自体が複雑な巨大システムである。
 機能が揃った空母には必ずさまざまな設備が搭載されている。
 例えば、大型フェーズドアレイレーダーや対空三次元レーダー、誘導レーダー、防空ミサイルなどだ。
 これらの設備の能力を十分に発揮させるには、それぞれの設備の運行が良好であると同時に、設備間の協調性を確保し、調和の取れた運行を実現しなければならない。

  空母が長時間遠洋活動を行う際の各種後方支援補給や装備の技術的メンテナンス問題が目立ってくる。
 長期にわたる航行と海上での生活は船員の精神面にも大きな影響を与え、それは直接空母の戦闘能力に影響してくる。
 これらのまったく新しい問題をどのように解決するか、それが「遼寧号」の厳しい試練であり、空母で活動するすべての兵士が実践のなかで絶えず模索していかなければならない課題でもある。

■試練その4:編隊戦闘能力の育成

  「遼寧号」が真の実戦能力を身につけるためには、異なる機能を持つ駆逐艦や護衛艦、潜水艇、補給艦等の護衛戦艦が、空母を中心とした空母戦闘群を形成し、それぞれの力を合わせた総合的、立体的、一体的戦闘能力を訓練し、実現していく必要がある。

  空母編隊の戦闘力においては、空母戦闘群の戦闘編成、戦闘方法、戦略、戦術運用、訓練手法、補給方法等、考えるべき問題が多岐にわたり、それぞれの兵力や戦艦における合同演習や訓練を長時間かけて繰り返し行っていく必要がある。
 国際規律と慣例によれば、このプロセスには通常5―8年はかかるだろう。




ニューズウイーク 2012年11月01日(木)14時50分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/11/post-2748.php

初の空母に込めた中国の見栄


[2012年10月10日号掲載]
ソ連製空母を改修した「遼寧」は時代遅れだが、新たな影響力を誇示し愛国心を駆り立てるには十分だ.

 先週、中国北部遼寧省の大連港で中国初の空母「遼寧」の就役式典が行われた。
 人民服に身を包んだ胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席が海軍儀仗兵を閲兵する光景は、中国海軍の新時代の幕開けというより50年代の中ソ関係黄金期を思わせた。
 遼寧の艦長のコメントもどこか時代遅れだった。
 「胡国家主席から軍旗を渡され、神聖なる誇りで胸がいっぱいになった」
 
 中国にとって空母を所有することは長年の夢だった。
 遼寧の正体はソ連末期に設計され、ソ連崩壊後はウクライナ政府の所有となっていたものを98年にマカオの企業が買い取り、その後中国に渡ったワリャークだ。
 6万7500トン級の空母といえばアメリカのエンタープライズ級、ニミッツ級空母に次ぐ規模。
 大連港で全面改修された遼寧は船体以外「すべて中国が開発・生産した」と、軍高官は中国共産党機関紙の人民日報に語った。

 とはいえスマート爆弾や無人機の時代に、巨大で動きの遅い空母を重視すること自体が時代遅れ、との見方もある。
 中国の有人月面着陸計画が50〜60年代のアメリカやソ連の二番煎じと批判されているのと同じだ。

 しかしそれが中国の狙いかもしれない。
 中国もついに国連安保理の他の常任理事国並みの空母保有国になったと、国内の報道は力説している。
 一部の専門家によれば、空母保有は中年男が高級スポーツカーを乗り回したがるのと同じで一種のステータスシンボル。
 中国にとって近隣国と領有権を争う東シナ海や南シナ海で軍事力を誇示できることも重要だが、東アジア初の空母保有は(有人月面着陸と同様に)世界の大国になったという何よりのアピールだ。

 このメッセージは国際社会だけでなく中国国民にも向けられている。
 人民日報系の環球時報は、そうした躍進は中国が「長年いじめられた」末に「正常な発展と国威を回復する」のに役立つとし、遼寧を「中国の影響力構築の節目」と呼んだ。
 「中国人民の心理的な節目にもなることを願う。中国人はそろそろ劣等感と決別するべきだ」

 中国はほかにも独自設計による新空母を建設中と報じられている。
 温家宝(ウエン・チアパオ)首相が就役式典で政府を代表して読み上げた祝電によれば、遼寧は
 「愛国心と国民精神を鼓舞し、国防技術を推進する上で極めて重要な意義を持つ」。
 どうやらそれが中国の本音らしい。





サーチナニュース 配信日時:2012年11月5日 19時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66136&type=0

中国当局が空母「遼寧」の事故発生回避に尽力、問題の深刻さを認識―米メディア

 2012年11月3日、環球時報によると、米軍事情報サイト、ストラテジーページはこのほど、「中国海軍のリスク管理戦略」と題した記事を掲載し、
 中国メディアは中国初の空母「遼寧」について積極的な報道を繰り返しているが、
 一方で当局は事故発生のいかなるリスクをも回避しようと注意深くなっている
と伝えた。

 遼寧は、ロシア(旧ソ連)の空母ワリャーグの未完成艦を、中国が98年にウクライナから購入し、10年以上の歳月をかけて完成させた複雑な経緯を持つ空母である。
 中国初の空母・遼寧の就役に関し、
 中国メディアは積極的な報道を繰り返し、人々から大きな注目を集めている。

 遼寧で一旦事故が発生すれば、災難的な事故となるだけでなく、様々な大問題をもたらす可能性も高い。
 中国当局はこのことを十分理解しているため、災難の発生を避けるための有効な措置の採用に注力している。

 中国のパイロットは空母上での飛行技術や操縦技術を学ぶため、陸上に作られた遼寧の甲板と同規格の飛行場で、何年もの時間を費やして飛行訓練を実施してきた。
 就役した遼寧の甲板上で実際に離着陸することになれば、
 いかなる事故が発生しても大災害につながる可能性があり、
 また、多くの人々がそれを目撃し、記録として残される。
 そのため、当局はできる限りリスクを減らし、事故の発生を回避したいと考えている。


 なんといっても、中国新幹線の事故があるからな。
 世界最速の新幹線と豪語していたとたんに事故を起こしてポシャッテしまったという苦い記憶がある。
 特に軍事演習は繰り返し繰り返しやっていくしか、方法がない。
 中国特有の宣伝ラッパの音の大きさで、ことがおさまるような世界ではない。





【中国共産党第18回全国代表大会】


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