2012年10月17日水曜日

日本はいかに空母を開発・推進していったのか

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サーチナニュース 2011/09/25(日) 15:06
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0925&f=politics_0925_003.shtml

日本はいかに空母を開発・推進していったのか=中国メディア
        
  中国網日本語版(チャイナネット)は25日、「日本はいかに空母を開発・推進をしていったのか」とする記事を掲載した。以下は同記事より。

  「ヘリコプター搭載護衛艦」の名称が付いた、実際にはヘリ空母である「22DDH」が2012年から日本で建造される。
 この「22DDH」と呼ばれる、2.4万トンもの排水量を誇る「護衛艦」は、規模的には世界が保有する空母と同列に並べることができる。
 現在あるいは将来、日本が保有する艦艇の戦闘能力は、東アジア諸国の中でも抜きん出たものであると言えるだろう。

  ここ数年、中国海軍の軍事力は凄まじい勢いで伸びている。
 日本は盛んに「中国海軍脅威論」を掲げると同時に、海上自衛隊の兵器装備の更新を急いでいる。

  かつて日本は強大な戦闘力を持つ空母を保有していた。
 第二次世界大戦中の旧日本海軍の戦闘力は強大で、空母だけでも20隻以上あった。
 20世紀末、「空母保有の夢」を抑えきれなくなった日本は、空母配備のため、あの手この手を使うようになってきている。

  1998年、日本初の全通甲板を持つ戦車揚陸艦「おおすみ型輸送艦」が就役したのをきっかけに、日本の空母配備に向けた一歩がひそやかに踏み出された。
 憲法9条違反にならないよう慎重に言葉を選びながら、日本の空母は飛躍的な進歩を遂げてきた。

  その後登場した、排水量1.9万トンの「ひゅうが型護衛艦」は、タイが保有する空母を上回る規模であった。
 また、この度建造される「22DDH」は、英海軍が保有する軽空母「インヴィンシブル」を上回る規模である。

  空母の建造および保有において、日本はすでに中国の前を走っていることになる。
 空母開発の着実な推進により、日本の建造技術は確実にレベルアップしてきている。

  また、米軍の先端装備を買えることが日本の空母開発を後押ししている。
 日本の空母建造技術がこれほどレベルアップしたのは、日本が持つ建造技術や経験も要素にあるが、それよりも米軍の兵器・装備の導入による所が大きい。

  メディアが伝えた内容によると、「22DDH」には米レイセオン社製対空システム「SeaRAM」が搭載されるという。
 「SeaRAM」の対空ミサイルは中―短射程距離においてその戦闘力を存分に発揮してくれる。
 この対空システムが米海軍以外の艦艇に搭載されたのは初めてである。
 米国の協力があるのとないのとでは雲泥の違いが出る。
 米国はハイテクおよびセンシティブな兵器・装備の国外販売に対し非常に慎重な態度を崩さない。
 金があるからといって誰もが米軍の兵器・装備を買える訳ではないのである。

  また、空母開発において日本は累積された経験を有している。
 空母運用にたゆまぬ努力を重ね、多くの経験を積んできている。

  第二次世界大戦において、日本の空母はその名を轟かせていたが、敗戦により、海軍の洋上戦闘力も散り散りになってしまった。
 だが、空母の数多くの戦闘経験を失くしてしまった訳ではない。
 憲法9条違反にならないよう、慎重な空母開発が行なわれた。
 こうした努力が実り、空母運用へのノウハウが蓄積されている。

  世界では今、米空母が世界各地を駆け巡り、各種戦闘への参与に暇(いとま)がない。
 空母の使用および運用において、米国は世界一の経験値を有している。
 日本は日米同盟により、米海軍との度重なる共同軍事演習に参加しているが、それを通して、空母運用の経験を数多く得ているのだ。




サーチナニュース  2012/10/17(水) 10:40
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1017&f=politics_1017_004.shtml

中国空母:艦載機タッチ・アンド・ゴー…「戦闘力にはほど遠く」

  中国が初めて保有した航空母艦「遼寧」(写真)で、戦闘機の「タッチ・アンド・ゴー」の訓練が行われていることがわかった。 
 「タッチ・アンド・ゴー」は着地(着艦)後ただちに再離陸する航空機行動で、基礎飛行訓練のひとつでもある。
 専門家によると、「遼寧」は空母としての「戦闘力を獲得するにはほど遠い段階」という。中国新聞社などが報じた。

  中国では15日ごろから、「航空母艦・遼寧におけるタッチ・アンド・ゴー」とする写真がインターネットで掲載されるようになった。機種は殲15(J-15)とみられる。

  航空母艦で実施する「タッチ・アンド・ゴー」の訓練には、正確で安定した着艦技術を取得することや、広大な海上で上空からは「点」のように見える船に着艦することの心理的な恐怖心を克服する目的があるとされる。

  中国の軍事専門家のひとりによると、航空母艦における艦載機運用では、
 「地上における模擬訓練」、
 「タッチ・アンド・ゴー」、
 「実際の着艦と離陸」
という3段階を経る。
 着艦にしても、単独機の着艦と、複数の機が次々に着艦するのでは、大きな違いがある。

  「遼寧」が戦闘力を獲得するには、搭載機だけでなく艦上のさまざまなセクションの緊密な連携を実現させねばならず、現在はまだ「ほど遠い段階」という。




レコードチャイナ 配信日時:2012年10月18日 5時38分      
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65544&type=0

空母を手にした中国は超大国になったのか?
歩まなければならない道はまだまだ長い
―UAE紙

 15日、UAE紙the Nationalは記事
 「超大国になるために、中国はまだ険しい道程を残している」
を掲載した。
 中国が超大国となるかどうかについて考察している。


●写真は今年4月、中ロ海軍の合同演習。

 2012年10月15日、UAE紙the Nationalは記事
 「超大国になるために、中国はまだ険しい道程を残している」
を掲載した。環球時報(電子版)が伝えた。

 中国初の空母が就役した。
 これは世界に新たな超大国が登場したことを示すものだろうか。
 そうとは限らない。
 中国という国がそうであるように、この問いの答えもきわめて複雑だ。

 過去20年、中国の軍事費はほぼ毎年、二桁成長を記録した。
 今や軍事費は世界2位。新型の潜水艦、巡航ミサイル、弾道ミサイルなどの兵器を整えている。
 軍事費だけではない。
 中国の経済力も飛躍的な成長を遂げている。

 しかし中国の実力と今後については意見が分かれる。
 今後20~30年以内に中国が超大国になるとの予測は多い。
 だが一方で西洋中心の世界秩序はきわめて強固で中国が新秩序を作ることは難しいとの予測もある。
 さらに経済力と軍事力はともかく、文化などのソフトパワーや海外投資の面では中国はまだまだ途上国でしかないとも指摘されている。

 中国は今歩んでいる成功の道を外れる必要はない。
 香港科技大学のBarry Sautman氏はそう指摘する。
 しかし中国の実力を見せようとしたり、中国流のやり方を受け入れてもらおうとすれば、そのコストはきわめて高くつき、リスクも大きい。
 この成功の道を歩み続けるとしても、超大国になるための道はまだまだ険しく長いものとなる。




【中国共産党第18回全国代表大会】


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